夏休みの宿題みたいな感じで、この2ヶ月くらい、jsrsasignの大改造をし、証明書、CRL、OCSP、CMS SignedData、タイムスタンプの読み取りと生成のコードを大幅に書き直し、後方互換性をバッサリ切ったので、なんだかんだでバージョン10.0.0となりました。これで読み取りも、全部一貫して、生成もJSONでちゃちゃっと簡単にできるようになったかなと思います。
jsrsasignの保守はこれくらいでやめにして、最近は既存の証明書チェーンや、CRL、OCSPレスポンス、タイムスタンプトークンから、検証環境を自動で作るようなツールを作っています。普通だとCAごとに環境作ったり、OCSPレスポンダつくったり、TSA作ったり手間もリソースもかかり面倒くさいですが、一つのVM、一つのIPで、楽ちんポンで、これができちゃうようになるというもので、概ねベータバージョン的なものができ、QCだの、eSeal証明書だの、TSAだのいろんなテスト環境作って遊んでいます。
さて、そんな中、自分のオープンソース活動について、Googleの中の方に推薦頂き、2020年Q3の、Google Open Source Peer Bonus Awardという賞をもらい、賞金ももらってしまいました。(社内表彰みたいなのを除いて)このところ賞をもらうことなんて殆どないのでとても嬉しいです。ありがとうございます。頂いた賞金で、Mac Book Airのバッテリがヘタってきたので交換したり、家族で小さいお祝い会をしたいと思います。
GoogleのOpen Source Peer Bonusは、4半期に一度、Googleの社員の方の推薦でオープンソース活動について表彰いただけるというプログラムなのだそうです。元気のある会社はすごいですねぇ。過去には、2020年1Qの受賞者のアナウンスがこのブログエントリでされていました。今回の表彰もまとめてアナウンスしてもらえるのではないかと思います。 ちなみに、頂いた賞状はこんな感じです。↓↓↓
また、前回あんなエントリを書いたあと、私のオープンソース活動に、いろんな方が気にかけてくれ、お声掛けしてくれたり、寄付してくださったりしました。本当にありがとうございます。これを励みに、のんびり自分のペースで活動を続けていこうと思います。
追記 (2020.10.06)
公式ブログに「Announcing the latest Google Open Source Peer Bonus winners! (Monday, October 5, 2020)」が掲載されました。あざます。あざます。