いやぁ、年の瀬ですねぇ。最近、SSL/TLS関連の調査に全く時間が取れてないっす。 SSL Pulseサイト(https://www.trustworthyinternet.org/ssl-pulse/)は、 ssllabsでも有名なQualys社が運営しているサイトで、 Webサイト調査のAlexa社による 世界のアクセストップ20万サイトを対象にSSL関係の統計情報を毎月公開しています。 10月に引き続き2015年12月のSSL PulseでのSSL/TLSの状況推移をグラフ化しましょう。 今月は、なかなかデータ公開が早かったっぽいですが、気づくのに遅れました。

脆弱性対応の推移


201512-a1vuln

SSL/TLSプロトコルの推移


201512-a2proto

SSLサーバー証明書の鍵長、署名アルゴリズムの推移


201512-a3crt

新しい技術のサポートの推移


201512-a4adv
SPDYが下がっています。HTTP/2への移行が始まっています。実はSSL PulseでHTTP/2の対応状況も4ヶ月前あたりから取れるようになっているので、そろそろ可視化したいと思っています。

鍵交換の最低鍵長


201512-a5kx

DH(E)鍵交換の最低鍵長


201512-a6dh
DH鍵交換のサポート率は、ほぼ横ばいであるのに対して、

ECDH鍵交換の最低鍵長


201512-a7ecdh
ECDH(E)への対応は進んでいることがわかります。

おわりに

年末進行で、そんなに呑みに行っている気もしませんが、なんか仕事が山積みですorz コメント少なめですみません。今月はこの辺で。

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